こんにちは。ドラマーのミッチーです。
ドラムを始めたいと思ったけど
「リズム感無いし、自分にはできないかな…」
「まず何を買えばいいんだろう…」
「最初に何をしたらいいのか分からない…」
と迷っている方に簡単にドラムを始められる方法をお話ししたいと思います。
このポイントを押さえていれば、あなたもすぐにドラマーになれます!
リズム感が無くても大丈夫!

やっぱりドラマーって「最初からリズム感がある人がなるものでしょ」って思いますよね。
でもドラマーのほとんどが最初はリズム感ひどいと思います(もちろん最初からできる人もたま〜にいますが…)。
子供の頃から歌やダンスに慣れ親しんでいて、始めからリズム感が良い方はいますが、ドラムを教えてきた人達は最初はみんなリズム感が無くて苦労していました。
でもいろんな曲を叩いていく内に自然と良くなっていきます。
最初からリズム感が良いのではなくて、ドラムを叩いていく内にリズム感が養われて、リズム感が良くなっていくものなんです。
ドラムは他の楽器よりも特にリズムに気を使う楽器です。
なので最もリズム感を養いやすい楽器と言えるでしょう。
ドラムは両手、両足を使うため、とても難しい楽器のように思いますよね。しかし最初はどんな楽器も難しいものです。
人によって感覚は違うかも知れませんが、ドラムが上達するのは自転車に乗れるようになる感覚と似ていると思います。
最初は全然できないけど、続けていたら気がつかない内にできるようになっている。そんな感覚です。
やっぱり楽器を触って1日で出来る方はそんなにいないかと思います(たまに天才的な人はいますが…汗)。
ちょっとした特技を身につけるつもりで、気軽にドラムを始めてみましょう。

ドラムを始めるのに必要なものとは?

楽器を始めるのに必要なものは…
やっぱり楽器ですよね。
と言う事でドラムを始めるためにはドラムセットを購入する必要があると思う方がいるかも知れませんが
ドラムを始めるのに、最初はドラムセットは必要ありません。
もちろん購入して家にドラムセットが置ける方はそれが一番良いのですが、そのような環境の方はあまりいないかと思われます(そんな方はホント羨ましいですね)。
ドラマーの大半は、家で基礎練習をして、スタジオのドラムセットで個人練習やバンド練習をする形になります。その繰り返しによって、次第に上達していきます。
ドラムを家に置けたり、電子ドラムが購入できる方はまた環境が違うので練習の仕方などが変わってきます。
電子ドラムの選び方についてはこちらの記事で紹介をしています。電子ドラムを購入したいと考えている方は参考にしてみて下さい。
ドラム初心者が最初に買うべきものとは?
ドラムを始めるにあたって、最初に買うべきものはスティックになります。それから次にあると良いものは練習パッドです。
「スティック」と「練習パッド」のそれぞれの選び方について説明します。
スティックの選び方
スティックの選び方ですが、まずはスティックの簡単な種類を説明します。
まずは使用されている木の材質によって「ヒッコリー」「オーク」「メイプル」といった種類が主流になります。
それぞれ簡単に説明すると
種類 | 音 | 硬さ |
---|---|---|
ヒッコリー | 暖かい音 | 適度な柔らかさ |
オーク | 重めの音 | 硬い |
メイプル | 軽めの音 | 柔らかい |
という形になります。音とか硬さと言われてもよく分からないですよね…
初心者の方にオススメは「ヒッコリー」のスティックです。材質が程よい柔らかさで、色んなジャンルに使える万能なタイプと言えます。
オークのスティックは硬くて重い音がするので、ロックを叩きたい方には良いかも知れません。
ですが、ドラムにまだ慣れていない場合は力の入れ方が分からず、折れてしまったり、手を痛める可能性があるので慣れてから材質を変えてみるのをおすすめします。
それから、スティックの大きさ(長さ)です。
やはりこれも長く、太い(重い)スティック程、大きな音が出せますが慣れないうちは少し軽めのスタンダードなスティック(ヒッコリー)を使って演奏に慣れていくことが大切です。
また、スティックの種類の他にメーカーもたくさんあります。
選択肢が多くて迷うと思いますが、基本的にどのメーカーも品質には問題ないので見た目や好きなアーティストのモデルなどを選んでもらっても大丈夫です。
ただ、あまりマニアックなモデルにすると、折れた時に買おうとしたらお店に無い…なんて事にもなります。
そこで、どこのお店でも大抵は置いてある初心者におすすめのスティックがこちらです。
⬇︎ TAMA(タマ)H214-B
⬇︎ VIC FIRTH(ヴィックファース)VIC-5A
⬇︎ Pearl(パール)ドラムスティック 110HC
ドラムのスティックは種類が豊富で最初はどれにしたらよいか迷いますが、とりあえず最初はスタンダードなモデルを購入して、演奏に慣れてきたら好みのスティックに変えるようにすれば大丈夫です。
また、スティックの詳しい持ち方についてはこちらの記事で紹介しています。
練習パッドの選び方
次に必要になってくるものが「練習パッド」です。
楽器の上達は自宅でしっかり練習出来るかという部分が大切になってくるので、家にドラムセットが無い場合は「練習パッド」での練習が必要になってきます。
練習パッドには大きく分けて以下のタイプがあります。
- ソフトラバー(ゴムパッド)
- メッシュタイプ
- ドラムヘッドタイプ
それぞれ、叩いた時の感覚(跳ね返り)や消音性、価格など様々なので
自分の環境にあった物を選ぶと良いです。
●ソフトラバー(ゴムパッド) VIC-FIRTH トレーニングパッド
【特徴】…基本的にコンパクトに作られていて、持ち運びに便利。枕元に置いて寝る前に少し練習したり、外に持ち運んで練習ができます。
【叩いた時の感覚】…ゴムの材質によって変化しますが、跳ね返りが強めです。バウンドさせる感覚が身につくのでダブルストロークなど跳ね返りを利用する叩き方の練習に向いています。ただ、跳ね返りが強すぎる場合もあるのでドラムセットで叩いた時との違いを知る必要があります(パッドの感覚に慣れすぎないように注意)。
【その他】…他に付属品は無いので、床に置いたり、膝の上に置いて使用する形になります。パッド用のスタンドやスネアスタンドを用意できる方は一緒に購入すると使いやすいです。
●スネアスタンド Pearl(パール) S-830
●メッシュタイプ TAMA(タマ) TMP8S
【特徴】…基本的にソフトラバーと同様に小型の物が多いですが、販売されている種類が少ないです。ソフトラバーは基本的に薄い板のものが多いですが、メッシュタイプはスネアドラムのように厚みがあるタイプになります。
【叩いた時の感覚】…ソフトラバーに比べて跳ね返りが控えめですが、周りのネジをきつく締めると表面の張りが強くなって、跳ね返りが強くなります。ソフトラバーよりも本物の楽器に近い感覚です。
【その他】…こちらもソフトラバーど同様に付属品は無いので、床に置いたり、膝の上に置いて使用する形になります。専用のスタンドやスネアスタンドを用意できる方は一緒に購入すると使いやすいです。
●ドラムヘッドタイプ YAMAHA(ヤマハ) TS12S
【特徴】…ドラムに使用されているヘッド(叩く部分)をそのまま使用しているタイプで、レッスンなどによく使用されています。
【叩いた時の感覚】…ソフトラバーよりも跳ね返りが強いです。連打したりするのが結構楽に感じると思います。ただ、跳ね返りが強すぎて実際の楽器と感覚が違うので、この感覚に慣れすぎないように気をつけましょう。
【その他】…このタイプは最初からスタンドとセットになっているのでそのまま自宅で練習に使えます。またフープ(打面の周りの金属の輪)も付いているので実際のスネアドラムのような奏法を練習できたりします。
練習パッドは楽器店に行くと、試奏ができるので実際に叩いてみて、どのような感覚なのかを確かめてから買うと良いです。
ドラム初心者が最初にするべき事とは?
スティックと練習パッドを購入したら、さぁ練習を始めよう!
という前に、是非やって欲しいことがあります。
それは…
目標を作る!

まだ何も叩けないのに、目標なんて…と思うかも知れませんが簡単な目標で良いのでまず決めてしまいましょう。例えば
- スピッツのチェリーを叩きたい!
- X JAPANのYOSHIKIみたいに激しく叩きたい!
- 文化祭に出て目立ちたい!
など、どんな形でも良いので目標を立てましょう。目標を作ることによって、上達する速度はすごく早くなります。
最初は曖昧な感じでもOKです。何となく練習を始めるよりも、やりたいと思った内容に取り組んで行くことが大切です。
そして、目標を立てる事ができたら基礎となる練習を始めていきましょう!
ドラム初心者の基礎練習方法はこちらの記事でお話しています。良かったら参考にしてみてください。
それでは楽しいドラムライフを!
