こんにちは。ドラマーのミッチーです。
皆さん、自宅で個人練習していますか?
ドラムっていろいろ練習することありますが、練習する場所が難しいですよね。
家の中でドラムセットを叩けるのが一番良いですが、そういう環境は現実的に厳しいです。
電子ドラムを購入できたらよいですが、金額的に気軽に購入できる物ではないと思います(しっかりとした電子ドラムは最低でも5万円以上します)。
そこで登場するのが、比較的購入しやすくドラムセットと同じように練習できる「トレーニングドラム(キット)」ですね。
今回は自宅で練習するための「トレーニングドラム」と「トレーニングパッド」などについてお話していきます。
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おすすめトレーニングドラムとは?
トレーニングドラムには大きく分けると以下のような種類があります。
①ドラムセットタイプ
②パッドタイプ
③バスドラムタイプ
④消音グッズをドラムセットに使用する
⑤その他のタイプ
それぞれの特徴とおすすめの物を紹介していきます。
①ドラムセットタイプ
上の画像のようなドラムセットにセッティングが似ているタイプです。
見た目の通り、叩く場所に関しては本物と近い感覚で練習することができます。
手足のコンビネーションの練習や、基本的なビートの練習は普通にできますが、跳ね返る感覚や音を鳴らす感覚というのは本物とは違うので「練習用」として割り切って使用する必要があります。
それから叩いた時に出る音が結構大きく、バスドラムを踏む時にかなり振動があるので、下に防振マットを敷く必要があります。
おすすめ【ドラムセットタイプ】
こちらのタイプはドラムセットタイプとは少し違いますが、実際のドラムペダルを取り付けることで、手足の練習ができます。
コンパクトで折りたたみができるので、持ち運びも便利です。
ドラムセットタイプの場合、ハイハットシンバルのスタンドや、イスが付属していない場合などもあるので、購入時には付属されているか注意が必要です。
もちろん自分の使いやすい物と交換して使用する方法もアリです。
②パッドタイプ
こちらはドラムセットタイプとは違い、スネアドラム一つを想定したパッド一つだけのタイプです。
このタイプは非常にコンパクトで持ち運びがしやすいので、家のどこでも使えて設置する場所もあまり必要ありません。
ただ手の練習のみとなってしまうので、ドラムセットタイプと比べると練習できる範囲が狭くなります。
次に紹介する「バスドラムタイプ」のトレーニングパッドと一緒に使う事で手足のコンビネーションの練習などができるようになります。
おすすめ【パッドタイプ】
③バスドラムタイプ
実際にドラムセットで使用するドラムペダルを取り付けて使用します。
いつも使っているペダルをそのまま使用できるので、ドラムセットと同様の足の練習ができます。
やはりバスドラムを踏むと気になるのが「騒音・振動」です。
トレーニングパッドといえど、結構大きな音と振動があるので、使用する時は防振マットやクッションなど、対策が必要となります。
おすすめ【バスドラムタイプ】
④消音グッズをドラムセットに使用する
これは他のトレーニングドラムなどとは少し違うタイプとなりますが、実際のドラムセットに消音パッドを付けて練習するというものです。
ゴムやウレタンなどのパッドを乗せてその上から叩く形となります。本物よりはかなり音は抑えられますが、電子ドラムやトレーニングドラムと比べると大きな音がします。
一番のメリットはドラムセットそのものを叩けるので、セッティングや足の練習はほぼそのままの形で練習できます。
周囲に住宅があまり無く、騒音をそこまで気にする必要がない方におすすめのキットです。
ちなみにドラムを始めた当初、この消音パッドをドラムに付けて家の中で練習していた所、ご近所の方から苦情が入ってしまいました(汗)。
ドラムは上手くても、下手でも騒音となってしまうので周囲に迷惑を掛けないように注意が必要ですね。
この商品はドラムセットにただ乗せるだけのパッドですが、バスドラムに関してはあまり消音できないため、バスドラムに毛布を詰めたりクッションを使用するなどの対策が必要です。
⑤その他のタイプ
ちょっと変わったタイプのトレーニングパッドの紹介です。
こちらのタイプは自分の足に取り付けて叩く、どこでも練習ができるようになる持ち運びタイプです。
これは世界最小(?)のトレーニングパッドです。持ち運びしやすいかわりに、あまりに叩く場所が狭いので最初は難しいですが、叩く場所を常に一定にする練習ができます。
パッド練習をする時の注意点
室内でトレーニングドラムや、パッドでの練習をするのはとても有意義で大切ですが、練習をする時に注意して欲しい点を少しお話します。
練習の目的意識を持つ
トレーニングドラム・パッドでの練習はやはり性能がよい物を使用しても、本物とは違う感覚で練習することになります。
「手足のバランスを取るための練習」「タム回しの腕の振り方の練習」などと練習の目的意識を事前に持つ事で、何となく練習するよりも身になりやすいです。
ドラムセット、電子ドラムと比べるとトレーニングドラムやパッドの練習は地味でつまらなくなってしまいがちです。
ドラムセットで叩く時のことをイメージして、練習に取り組んでみましょう。
ドラムセットを叩く機会を作る
上の話と少し似た内容になってしまいますが、トレーニングドラムはとても練習になる反面、トレーニングドラムだけで練習し続けてしまうと、偏った癖が付いてしまうことがあります。
トレーニングドラムやパッド練習だと、しっかりと芯のある音を出す必要がないので軽く叩く癖が付く可能性があります。そのため、定期的にドラムセットも叩く機会を作りましょう。
トレーニングドラムとドラムセットを並行して練習することで、ドラムの技術は格段に上達していきます。
トレーニングドラムのまとめ
最後になりますが、楽器の上達は「いかに身近な場所に楽器を置くか」で決まります。
普段の生活の中で、楽器を触る時間というのは限られているのため、少しでも多くの時間を楽器に費やすことで上達の速度が変わります。そういう点ではトレーニングドラムは使用方法によってはとても良い楽器です。
まず設置する環境を整える(場所や騒音問題など)必要がありますが、自宅での練習をしたい方は是非手に入れてみてください。
それでは、良いドラムライフを!