こんにちは。ドラマーのミッチーです。
「リズム感がないね」と人から言われてしまったり
カラオケで歌っていて気がつくと歌詞がリズムから外れていて「リズム感がないのかなぁ…」なんて思ったり
楽器を演奏していて自分だけズレて演奏してしまったり…
リズムについて悩まされる事っていろんな場面で結構ありますよね。
そこで今回は「リズム感がない原因」と「リズム感を良くする方法」についてお話したいと思います。
リズム感とは?

そもそもリズム感ってなんでしょう?
リズム感…リズムを感じ取る能力。またはリズムに乗って楽器を演奏したり、体を動かしたりする能力の事です。
リズムを感じ取る能力と聞くと、特殊な能力のように感じる方がいるかも知れませんが、実はリズム感が本当ない人っていないんです。
例えば、歩いたり走ったりする時には、人それぞれ一定のリズムで進みますよね。普段から意識することはないと思いますが、どんな人も普段の生活の中で自然とリズムをとって行動をしているのです。
リズム感がない人の特徴

「リズム感がない」と嘆いていたり、人から指摘をされている方の特徴ですが、人によって違いがあり、大体2つの特徴があると考えられます。
一つのことに集中して、しっかりと音を聴けていない
例えば歌を歌っていて、気がつくとなんだかズレてしまっている…。という場合は歌に気持ちが入りすぎてリズムへの意識が薄くなり、リズムがズレているということになります。
楽器の演奏をしていて、気がつくと他の人たちとズレて演奏している。という事も同じですね。
自分の演奏に集中しすぎて、周りの音が聴けなくなりズレてしまっているという状況です。もちろん演奏技術が未熟な段階でうまくリズムを取れないということもあります。
音を聞くときにタイミングがわからず、カウントができない
例えば歌を聴いて手拍子をしているとなんだかズレてしまう。
合唱などで歌が入るタイミングが他の人と合わずにズレてしまう。
歌を歌う時や、楽器を演奏する時は「拍(はく)」を数えてカウントを入れます。

「いち、にー、さん、しー」だったり「ワン、ツー、スリー、フォー」というような読み方で「拍」を感じて、リズムを取ります。
曲を聴いて「いち(ワン)」の位置が分からずになんとなく歌い出してしまったり、演奏を始めてしまうと気がついたときにズレているということになります。
リズム感を良くする方法

リズム感を良くするためにはメトロノームを使ったリズムトレーニングだったり、基礎練習などがありますが、ここでは簡単にできる2つの方法をお話しようと思います。
①音楽をよく「聴くこと」

「え?そんなこと?」と思う方もいるかも知れませんが、「聴くこと」はリズム感にとても影響します。
BGMのように音楽をかけたり、好きなアーティストの曲をヘッドフォンでたくさん聴いてください。
そして、音楽に合わせて体や手足で音楽に乗ってみましょう。
リズムが取れない方というのは、音楽に関わる時間が少ない方に多く見られます。カラオケや音楽が好きでたくさん聴いている方は自然とリズムが体に入ってきて、無意識にでもリズムが取れるようになっています。
出来れば音楽を聴く時は意識して「リズム」に耳を傾けて聴くとより良い効果が生まれます。意識することはとても大切です。
②自分の歌や演奏(手拍子など)を録音する

リズム感が悪い原因の一つに「音をしっかり聴けていない」ということを上の記事でお伝えしましたが、それはもう一つ別の見方ができます。
それは…「自分の出すリズムを理解できていない」ということです。
少し分かりにくいかも知れませんが、言い方を変えると自分の歌の音程が分からずそのまま歌ってしまう、いわゆる「音痴」という状況に近いです。
なんだか少々ひどい言い方になってしまいましたが、「音痴」の方もやはり自分の出す音程が正確に把握できていないため、本来出したい音程とズレて歌ってしまう形になります。
それと同様の考えで、自分が出すリズムをしっかりと把握できていないと、ノリノリでリズムに乗っていても、周りの人から見るとズレてしまっている…なんてことになります。
それを解消するために必要なのが「録音して聴いてみる」ことです。
録音はボイスレコーダーやスマホに入っている「ボイスメモ」、またはカメラの動画撮影でもなんでもOKです。
最初は恥ずかしいかも知れませんが、実際の自分の歌や演奏が正確なリズムとなっているか何度も録音して確かめてみましょう。
この「録音して聴いてみる」ことはやればやるほど効果が出ます!面倒と思わず是非やって見てください。
最後になりますが「リズム感を良くする」のに役に立つ書籍を2冊紹介します。
リズム感を良くするにはやはり日頃の習慣を変えるのが一番の近道となります。とはいっても難しく考えず音楽に慣れ親しんでいく事が大切なので、楽しく音楽を楽しんでいきましょう。
それでは良い音楽ライフを!